スペインの古い舞曲を起源とする『ラ・フォリア』はごくシンプルなハーモニーで構成されています。3世紀にわたり、多くの作曲家がこの原曲を使って作曲をしています。幼い頃から、コレルリの『ラ・フォリア』ヴァイオリン・ソナタ(1700年の作品、鈴木慎一編曲)が大好きで良く弾きました。メロディーを支えるハーモニーの展開はシンプルですが面白く、深みと力強さもあります。
18世紀初めの作品、ジェミニアニのコンチェルト・グロッソ版『ラ・フォリア』に、近年特別の思いを寄せる様になりました。2007年, イースト・コースト・室内楽オーケストラ(ECCO) の為にジェミニアニ版をアレンジしました。曲の構成はほとんどそのままですが、躍動感のある現代的スタイルに変身させました。 打楽器の要素を取り入れ、テンポと強弱そして音色の彩り等で徹底的に変化をつけてみました。「ホーム・メード」の変奏部分もいくつか取り入れました。
ECCOは2007年にニューヨーク州の演奏旅行で、ロックフェラー大学、NYタウンホール、ブルックリンのバージ・ミュージック、スキネクタディのユニオン・ホール等でこの 変奏曲を演奏した。更に、NPRのラジオ番組、Performance Today でも放送された。



